2005年04月01日

帰ろう

Exit

プラハ・ホレショヴィッツ駅にはエレベーターもエスカレーターもない。
長い長いホームへのスロープをスーツケースをひきずりながら登る。
あっけないほどあっという間の旅。

次は古本買い込みとシュヴァンクマイエルのスタジオ見学に絶対行こう。
そうだ、冬に来よう。で雪のプラハを見よう。

ドイツとの国境でごく簡単に出国審査をして、帰国。
ドレスデンでシスティーナのマドンナ*を観て
再び夜行でフライブルクに帰りました。
寝ている間に祖母にもらった古い腕時計を盗られたようです。
財布、パスポート、その他シャレにならない貴重品は無事でしたが、涙。

*下の頬杖をつく天使2名だけが非常に有名なこの絵です↓
システィーナのマドンナ
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2005年03月31日

チェココルナ

コルナ、というお菓子の名前みたいなチェコの通貨単位。
1コルナ=4円ちょっと。

将来的にはユーロに切り替えられることが決まっているそうで
ユーロとコルナが併記されたレシートや商品タグを時々目にする。

コルナ

コインも紙幣(使い切ったので参考画像なし)も綺麗なデザインなのに
なくなってしまうのは惜しいですが仕方ない。

仕切りを取り払っても混ざるものと混ざらないものがあるわけで
H&Mやバーガーキングが進出しても
プラハの華やかで妖しくてメランコリックな空気が変わらなければいいな、と
一介の旅行者は思う。
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あおいそらによくはえる

プラハの路面電車プラハのバスプラハの地下鉄

プラハ市内の交通機関。
基本カラーはオレンジがかった赤。
車体も車内もこの色で統一されていて
おもちゃみたいなポップさで可愛い。

よその街や国に行くと見慣れないものばかりなので何でも気になるですよ。
交通機関とか切符とかサインの類は特に。

リムジン?

こんなリムジン?も見つけた。
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馬車で行くプラハ

噂には聞いていたがチェコのビールは本当に美味しい。
ビールの美味しい国にはもちろんビールに合う食べ物もあるわけで
フライにして揚げたチーズと、オールドハムに大いにはまる。

チーズのフライは、見た目に反してあっさり味。
モッツァレラチーズを固くした感じの中身なので、意外と軽い。
旅に疲れた胃袋でもすいすい食べられます。
オールドハムは、豚の足を骨ごと丸々塩漬けにした代物を
ドラム缶のような巨大グリルにかけ大量の薪で炙るようにしながら燻したもの。
じゅぅぅと香ばしく焼けたところから
おじさんがナタのようなナイフで切り分けてくれるという
ローマイヤ先輩もびっくりのワイルドなハム。
かなり塩気が強いので、これはちょびっとでいい。
パリパリに焼けた皮と、その下の脂身が抜群に濃厚で美味。
いやはや、ビールが進みます。ぐびー。



初めて馬車なる乗り物に乗りました。
観光客向けに狭い路地でも通れるようにしてある小さい馬車なので
目線はそれほど高くありません。
どんな交通法規に準じて走っているのか
歩行者も車もみんな道を譲ってくれるのでとても快適です。
普段、道を歩く時は歩道か端っこを歩くし
道の真ん中を通るときは車に乗るわけで
頭上がオープンエアなのにこんなにゆっくり道の真ん中を走るのは
思った以上に新鮮で楽しいものです。馬かわいいし。

馬車ー。

石畳の道は揺れるので飲酒後に長時間乗るのはお薦めできませんが。
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2005年03月30日

ムハという名のホテル

プラハで予約していたホテルが手違いで満室になっており
代わりに、と手配されたのが一つ上のクラスのホテルだった。
もちろんはじめのホテルと同料金でよいとのことで
そこまでのタクシー代も持ってくれた上にワインが一瓶進呈された。
ホテルまでの道すがら、車中から観光もできて上機嫌。

着いた先はホテル・ムハ。
アルフォンス・ミュシャの名を冠したホテルだった。
名だけでなく内装もアール・デコ風で
いたるところにミュシャの絵が飾ってある。
手違いでもなければ4ツ星ホテルになどそうそう泊まれないので
広いベッドに端から端まで転がってしっかりと堪能。



夕暮れ時のプラハは川風が冷たい。
街灯は少なめで、大きな建物以外は殆ど暗く沈んでいる。
ここではきら星のような夜景は観られない。
でも一歩街に入ると土産物屋や居酒屋や怪しげな店の灯りが
細い路地の底にたくさんひしめいていて
だから遠くからはわからなかったのだ、とわかる。

チェコという国と同じように、翳りの深く漂う部分と
ひどく澄んで明るい部分とが入れ替わり立ち替わり垣間見えて
その度に心もとなくなったり勾引されそうになったり感激したりで、忙しい。
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はじめてのきゅうきょうさんけん

(↑初めての旧共産圏)



ウィーンを後にして再び電車で5時間弱。
こうして電車で移動するとドイツがヨーロッパの中では
かなり大きな国だということがよくわかる。
南北、あるいは東西に移動しようと思ったら
それだけでゆうに電車で半日はかかる、が
オーストリアもチェコも、電車で数時間あれば
どの方角に走っても国境を抜けてしまうのだ。



チェコに入ると家や街並の色彩が一気に深くなる。
全体的に古い建物が多いせいもあるけれど
陸続きでこんなにも違うのか、と思うくらい全く色合いが異なる。
ある部分はもの哀しくくすんでいるようで
またある部分は混じりけなく澄みきっているような色。
同じ隣国でも、ドイツからスイス、フランス
あるいはオーストリアに行くのとはまるで変化の仕方が違うのだ。

畑の土の色、牧草の色まで違って見える。
春の日に照らされて新緑は少し乾いて見える。
雪が溶けて水溜まりになっていると思ったら
水溜まりがいつのまにか沼になり沼から注いだ一筋が川になる。
灰色の石くれの混じった牧場で羊がもこもこと数頭かたまっている。
今日も快晴。

star-guitar

チェコの車窓から観た風景、ではなくこれはミシェル・ゴンドリー監督
ケミカル・ブラザーズ「STAR GUITAR」のヴィデオクリップ。
あっという間に通り過ぎたので実物は撮り逃したけれど
こんな風景も本当にあった。
こんなに真っ白くなかったけど。
見るたびに思うんだけどあの丸っこい塔は何に使うんだろう。
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2005年03月29日

眼鏡の紳士

RIMG0052.JPG

ウィーンの地下鉄車内にて、優先席のマーク。
わかりやすくて色も綺麗な上に一番左のおじいさんが可愛い。
バスでも路面電車でも車内のあちこちに貼ってある、ということは
優先席が多めに取ってあるのか、それとも
どの席でも必要としている人にはお譲りください、の意味かしら。
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泣き上戸

ご存知の方、多いと思いますが
普段から涙腺のゆるい纏ユキノは
酔うとさらに涙もろくなるのですね。
わぁ、始末わるーい。



小澤征爾御用達、というウィーンの和食屋が
意外と良心的な価格だったので、入りました。
こちらでJapanisches Restaurantというとおおまかに2つあって
最大のポイントは調理担当が日本人であるか否か。
他のアジア料理とひとくくりにして多国籍な人たちが作る店は
おおむね安めに食べられますが
いまいちというよりはむしろ不思議な味に仕上がっています。
一方、大きな街にある大きな日本料理店では
しっかりとお金を取るかわりに日本にいるのとまるで遜色ない食事が出来ます。

当の和食レストラン『優月』はもちろん後者で
厨房だけでなくホール担当もほとんど日本人。
席に着くとまず熱いおしぼりが出てきます。む、日本的。
地元新潟の八海山を升でオーダー。さくさくの天麩羅をぱくり。
およそ半年ぶりの日本酒でしょうか。美味しいなあ。
あれ?なんだか目頭が熱いですよ?
まだ一合目なのに、おかしいなあ。

半年ぐらい日本酒から離れていると
まさに涙が出るほど美味く日本酒が飲めることを知りました。
年々酒には弱くなる一方なのですが、ええ酒好きですとも。
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ウィーン美術史博物館

k.h.museum

瑪瑙のような濃厚な赤。鈍い光沢の金。
どこか艶かしい、白の混じった黒大理石。
様々な色のついた石と金と彫刻とで室内を飾るのは
ハプスブルク家の庇護のもと
カトリックの影響を強く受けた地域特有の色づかいだという。

ああ、クリムトの色だ、これは。
足元がぐらついて頭の芯がしびれるクリムトの色だ。



ヨーロッパ三大美術館に数えられるだけあって
行けども行けども展示室が終わらない。
ブリューゲル(父)とベラスケスの本物を初めて鑑賞。
ああ、美術の教科書で見たなぁ、これ。

そうこうしているうちに
周り全部を色大理石で囲まれて酔ったので
他の美術館にあるクリムトもエゴン・シーレも観ずに帰る。
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ここに毎日通えたらどんなに幸せだろう

Bibriothek1

壁の上から下まで埋めつくす書物、なんて
物語の中でしか味わえない光景だと思っていた。
ここは王宮の中の書物の間。

Bibriothek2

うっすらと黴くさいような匂いがたまらなく心地いい。
天窓から射す光の中に埃がキラキラ舞う。
しあわせすぎて、すてきすぎて、放心状態。

Bibriothek3

とどめに、本棚の中にかくし扉(もちろん裏にはひみつの書庫が)。
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2005年03月28日

東へ

夜行列車で旅行するのが好き、とはいっても
夜に運行している普通の列車にしか乗ったことがなかったので
初めて乗るエコノミーコンパートメントの狭さに興奮。
立って半畳寝て一畳とはよく言ったもので
二人合わせて二畳もない空間に
二段ベットと洗面台とクロゼットとテーブルがぴちっと収まった
そのミニマムな内装に関心。
狭くても横になって眠れるのならば問題なし。
ゆらゆら揺られて朝、ウィーンに到着。



快晴。石造りの街の白さが眩しい。
観光客用の馬車がかっぽかっぽと石畳の上を行き交っている。
ホーフブルク宮殿、シェーンブルン宮殿を一通り見物したあと
シェーンブルンの庭から小高い丘へ。そこからウィーンを一望。
噴水の止まった大きな池の水面にウィーンが浮かぶ光景。

暖かいせいか観光客以外にもたくさんの人が庭園で散歩を楽しんだり
お城の側を犬を連れてジョギングしたりと
美しい空間がきちんと公園として機能しているのがいい。



ハプスブルク家御用達、創業200余年、ウィーン屈指の老舗カフェDEMEL
紅茶とアップルシュトゥルーデルを食べ
あまりの美味しさに卒倒しそうになる。
なに、なんなの、このシナモンの香りのよさはっ。



私にとってウィーンのイメージは分離派とオペラと小澤征爾で
華やかで少し退廃的な翳りのある音楽の都だと思っていたのですが
イースターから明けたばかりのウィーンは
思いのほか小さくてこざっぱりとして風通しの良い街でした。
もっとずっと落ちついていて、穏やかで。
なのに一歩、城や美術館に入っただけで空気の色が変わります。
決して重くも強くもないけれど、確かに力を感じさせるもの。
体との境界が震えるような振動を感じるのです。



次の日、ウィーン美術史博物館で酔ってへたりこみました。
比喩でもなんでもなく、確かに、酔いで目がぐるぐる回ったのです。
posted by YUKINO MATOI at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅のことーウィーン、プラハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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