2010年03月19日

眠りの国の

子がはじめて「ぎゅうにゅうこぼしちゃった、ごめんなたい」と言えた日、半年間ちびすけのベビーシッターをしてくれた友人が日本に帰る。日差しが暖かくてコートの下があせばむ。ドイツの春はいつだってある日突然やってくる。ついこの前まで雪が積もっていたことなど知らない顔をして、水仙が、クロッカスが、いっせいに花開く。



ほとんど夜泣きをしなくなったちびすけだけれど、寝言はものすごくはっきりと大声で言うのでびっくりする。ひどく悲しそうに「さるー。さるー。」と呼ぶ日もあれば、嬉しそうに「しゅっぱつ。しんこう」とつぶやきながら眠ることも。昨夜は急に起き上がって泣きながら「あっち。あっち。ミッキーが。」とせっぱつまって寝室を出てゆこうとするのをキティと2人で真剣に止めた。何の夢を見ていたのだろう。今までの夜泣きも、泣いている理由を言葉にしたり、行動に移すだけの力がまだ備わっていなかっただけで、ずっと彼なりの物語をレム睡眠の中で紡いでいたのかもしれない。
posted by YUKINO MATOI at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 子日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。