2009年04月30日

ゲームなんて

ゲームなんて。
それが難易度の高い、攻略に時間のかかるものであればあるほど
そんなもの子どものいない人がやるものだわ、という気がする。
一緒に遊べるほどには大きくない子のいる家
食事にせよ風呂にせよ排泄にせよその全てに手のかかる子のいる家では
ゲームなんてやるものではない、という気がする。

10年以上前に途中までやって放り出したFinal Fantasy VII(理由はチョコボレースがおそろしく下手で先に進めなくなったからです)をちゃんと最後までやろう、と急に思い立ち、始めてしばらくしたところで妊娠が発覚、あれこれの準備に追われるようにゲームをする時間はなくなってゆき、なにより妊娠中は本当に集中力が出なかった。長編の本も映画も時間のかかるゲームも全部だめ。もともと面倒なものは「せーの」で一気に片付けてしまわなければ成し遂げられない性格なので。

余暇にコントローラーを握るキティに、いいなあ、いいなあ、私もゲームしたいなあ、と繰り返す。優しいキティはやればいいじゃないと言う。いやだけど子が寝たら掃除して食器洗ってシャワー浴びてメール書いて写真も整理してああそうだそれに服、服作らなくちゃ。だから、そうすれば?家事ならやるし子の面倒も見るから服作りたかったら作ればいいしゲームしたかったらやればいいじゃない。ああ、だけどさあ。ゲームってそもそもそこまでしてやるものだったっけ?ねえ?

キティは子と公園へ、静かな午後、久しぶりに電源を入れるもどこまで進めていたのか思い出せない。やめようかな。もう。小1時間後、ようやくどこから手をつければいいのか把握する。記憶していたよりもずっとエンディングは近く、記憶していたよりもずっとクラウドたちは強かった。セフィロスと充分渡り合えるほどに。レアアイテムとかサブイベントとか根気の要る作業は端折る。YouTubeってこういうとき素晴らしいね。自力で取れないレアアイテムを使うシーンもちゃんと見せてくれるもの。というわけで無事ラストダンジョンまで辿り着きました。早く終わらせて仕事に集中しよう。ああ、ああ、ゲームなんて。だけど久々にテレビの前から動かず過ごして気持ちは昂るのです。明日は早起きして続きをやろう。楽しみ。
posted by YUKINO MATOI at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月29日

自己肯定

鏡の中の自分と目が合うと満面の笑みを投げかけ
あまつさえ自分にチュウまでしていた(最近はあまりしなくなったけれど)
子の近頃のお気に入りは手鏡です。
姿見や洗面所の三面鏡は持ち運べないけれど
手鏡ならば、のぞきこめばいつでもそこにぼくがいる。
片手に握りしめては遊び、ときどき思い出したように覗き込んではまた遊ぶ。
微笑ましいといえば微笑ましい、いや微笑ましくないわけはないのだが
ふくふくとおっぱいを飲むときの顔を自分で確認しながら飲んでいるのには
授乳する側として母としてあらゆる角度から大変複雑な気持ちになりました。
posted by YUKINO MATOI at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 子日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月26日

聖地

フライブルクと愛媛県松山市とが姉妹都市なので
家の近くの公園の一角には立派な門構えの日本庭園があり
桜の季節の週末には国籍入り乱れた花見客でごったがえします。
一般に開放されていて、かつこのように凝った誂えの庭は市内にあまりないので
結婚式を挙げたカップルがここで記念撮影をする光景もよく見られます。

さらにここ、市内在住のゴスロリ愛好家たちの聖地でもあるのです。
ゴスロリの子=ほぼ100%日本大好きな子ですから。
今日は彼女らのサークルで撮影会があった模様で
レースの日傘をさしてつつじの植え込みの横でほほえんでは写真を撮り
玉砂利の上をストラップシューズで闊歩する女の子たちの姿が見られました。

なにしろここは西洋ですから
壁に蔦の這う古い洋館だのゴシック式の教会だの
天使の微笑む墓地だの廃城だのはいくらでもあって
「本家」日本のゴスロリ少女なら狂喜してそっちに行くと思うのですが
ふわふわのペチコートで純和風の空間にたたずむ女の子って
なんだかとても不思議な眺め。

何人かに1人は本当にビスクドールのように可憐にうつくしいので
私にも写真を撮らせてくれないかしらと思いながらすれ違いました。
今回は待ち合わせがあって急いでいたのが残念。
posted by YUKINO MATOI at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そうこうのつま

菌系の話。

昨年末に念願の圧力鍋を購入したので
最近は月に1~2回ほど納豆を作っています。
一晩水に漬けた大豆を20分蒸して熱湯消毒したタッパに移し
お湯で溶いた納豆のねばねばを混ぜて24時間保温。
室温もしくは熱の出る家電の側に置いておく(ムトー情報)のでは
ちょっと不十分、というか心許ない。
レジャー用の保温ボックスに入れて
カイロとかお湯を入れたペットボトルで温めておくと
次の日には納豆になってます。
醤油と鰹節と昆布茶の粉を入れて食べるといい感じ。
ひきわりにして子ももぐもぐ。



キティはネギの、私はゆで卵のぬか漬けの虜になり
一日二回せっせと野菜を出し入れしては混ぜています。
ゆで卵はあっさりしてくせのないピータンのような味に。
ゆでた鶏ささみ、豚赤身の塊も美味。
子はただでさえ野菜好きのいい子なのに
ぬか漬けにすると金切声をあげてきゅうりやかぶを欲しがります。
なのでうちのぬか床はかなりの薄塩、鷹の爪なし。



まるっこい菌どもがわあわあ言いながら
せっせとかもしているところを想像しながら仕込みます。
もしもボックスがあったら
石川雅之による宮本輝『にぎやかな天地』のマンガ化が読みたいです。
posted by YUKINO MATOI at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月24日

彼女の靴を履く

柵の外側から眺めることは容易い。
石を投げることも、黙ってそこから立ち去ることも。

例えば「乳児のおやつにカロリーメイトを食べさせてもいいですか?
ウィダーインゼリーは?」
という母親の話を聞く。
ご冗談を、と思う。一笑に付す。
自分が子を持ち離乳食が始まると次第に笑えなくなる。
食の細い子、食べる食べないの差が激しい子に
「せめて少しでも栄養バランスの取れた(ということになっている)ものを」
と願うその気持ち、痛いほどわかるのだもの。
市販のおやつを与えるとき、無添加だの国産原料使用だのの表示と同じくらいに
「カルシウム」「ビタミン」「ミネラル」等々の文字に、親は弱い。

子どもをハーネス状の紐でつないでいる母親に、友人は顔をしかめる。
犬じゃあるまいし、と。
この6月に1人で子を連れて飛行機に乗らなければならない私はそれを責められない。
待てず、じっとしていられず、走り回りたくてたまらず
間違っても迷子になってほしくないところで迷子になるのが子どもだから。
繋いだ手を離さねばならない場所だってあるのだから。
チェックインするその数分の間だけ
確実に子が自分の側にいてくれるのなら
そりゃあ紐でもなんでもつけるわよ!というその気持ち、わかります。

また親の罪悪感を和らげるかのように
ハーネス(とはそもそも呼びませんが)のデザインもかわいいんだな!
『ご近所物語』で翠ちゃんが買ってた天使の羽根のリュックみたいなのもあった。
名前も「迷子防止ベルト」とか。
「子を紐で繋ぐ」という行為が匂わないようになっている。

カロリーメイトは食べさせない。
おやつを買うときには成分表示とにらめっこ。
「迷子防止ベルト」も今のところ使わない。
繰り返す。肝に命じる。
柵の外側からならば
ただ眺めて感想を述べることも
石を投げることも無視することも容易いのだ。
posted by YUKINO MATOI at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

江國香織「災難の顛末」

新潮文庫『ぬるい眠り』に収録。
首が痛くなるくらい頷きたい。
こんなにも人事とは思えない話を読んだのは久しぶりで
立続けに2度読み、終わったあとはどっと疲れた。
自分と周囲とが薄い膜で隔てられてしまったとき
近くにいるはずだった人がまるで言葉の通じない相手になってしまったとき
「戻りたい」と願うのは膜に包まれる前の自分であって
膜の向こう側からどんなに「大丈夫だからこっちにおいで」と言われたって
何の慰めにもならないし、ましてやそちら側になど行けるわけないのです。
あなたは知らないのだもの。
私が息もできないほどびっちりとくるまれてしまったことを知らないのだもの。
こんなもの。剥ぎ取りたくて脱ぎ捨てたくて仕方ないもの。
「大丈夫」って一体何が大丈夫?
それは私ではなくあなたのことでしょう?
膜に爪を立てる努力すらしないで「いいからそのままこっちに来い」だなんて
死んでも言わないで!ていうかそんなこと言われるくらいなら私が死ぬ!



はー。
思い当たる節が多過ぎて主人公同様なんだか神経がすり減ったよ。



猫を飼っている人には薦めません。
猫好きだけれど猫は飼っていないという人は間違いなく飼うのをためらうでしょう。
体中、背中といい足といい胸といい首筋といい
布地に触れているところがとにかく全部ぞわぞわして、これは一種のホラーですら。
posted by YUKINO MATOI at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月20日

ところで

世に出回っている離乳食のレシピ
「子どもの味覚を育てる」「食べる楽しみを」とか謳いながら
なんで大人にとっては罰ゲームでしか有り得ない組み合わせを出しますかね。

バナナの納豆あえとか!
ひじきのヨーグルトがけとか!
ノー!

マカロニやゆでたじゃがいもにきな粉をかけるのも驚いたけど
餅や団子にかけるのとどこが違うと言われれば、確かに。
九州ではうどんにきな粉をまぶして食べるという話も聞きました。



子は肉でも野菜でもむしゃむしゃ食べる強い子ですが
米は炊きたてでないと嫌がり、冷飯の温め直しはべっと吐き出します。
最近は少しずつ甘い菓子の味を覚え、ものすごい集中力でもくもくと味わっています。
全神経が舌に注がれてる感じ。ちょっと近寄り難くすらある。
ゆでた小豆をひとさじ口に入れてやったときの顔は忘れられません。
驚きと戸惑いと混乱と恍惚と満足とが全部混じった顔。
砂糖の甘さというものに人が初めて魅せられた瞬間。

子どもが一心不乱に食べ物を口に運んではかみくだす仕草って
なんでこんなにかわいいんだろう!
posted by YUKINO MATOI at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

批判ではないよ。応援です

小渕少子化相インタビュー
http://mainichi.jp/life/edu/news/20090329mog00m040010000c.html

なにをおいてもまず少子化相が自ら子を産み育てるというその姿勢にブラボー。
ただ、小渕さんにはなにとぞ頑張りすぎないで頂きたい。
体をいたわれだとか無理するなだとか
妊婦は子を育み無事産み落とすことに専念しなさい、とかいいたいのではありません。
「ばりばりに働きつつ出産育児もばっちりこなさなければ
 母としても職業人としても認められない、職責を果たしたとはみなされない」
という前例をどうか作ってほしくないのです。

毎日新聞のインタビュアーの姿勢からして「働くお母さん=大変なのが当然」なんだもの。
100人のお母さんがいたら100通りのマタニティライフがあり100通りの育児がある。
私の恩師は臨月まで産休をとらずに働き通し
仕事先からの移動中に産気づいて即入院
そのまま病院に企画書を持ち込んで出産
翌日にはスタッフを呼んで打ち合わせしたという猛者ですが
妊娠を報告した私への彼女のエールは「やりたいようにやりなさい」でした。
働きたかったら働く。休みたかったら休む。困ったら助けを借りる。
自分の子で、自分の体で、自分の人生なのだもの。
誰にも代わりはできないし誰も責任は取ってくれない。

「働くお母さん」を讃えるのとは別に
「働くお母さん」「働かないお母さん」どちらを選択してもそれが尊重されること。
意に染まない選択をなるべくしなくてもいいように。
涙を飲むお母さんが一人でも少なくなるように。
「働かないお母さん」の後々の職場復帰なども含めて。
そして「働くお母さん」になることへのハードルを可能な限り下げること。
小渕さんにはどうかこの方向で、日本の母の魁となっていただきたいものです。

たとえば家事も育児ももっと気軽に人手を頼めばいいと思うし
世のお母さんがヘルパーやベビーシッターを頼みやすくするために
初の妊婦閣僚として打ち出せる政策はいくらもありましょう。
あとご夫君は忙しいとか言ってないで育休を取るべきだ。

posted by YUKINO MATOI at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月14日

レンラクコウ

ところで先日書いたフェリシモの500色の色えんぴつですが
お友達と一緒に申し込むとしあわせ割りなるものが適用されるそうなので
欲しい人は一緒に買いましょう!メールください。
posted by YUKINO MATOI at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

期間限定

いつもいる人がいない時間。
初めての子と2人きりでの4日間は
驚くほど穏やかに過ぎてゆきました。
もっと苛立ったりくたびれたり行き詰まったりするものかと思ったけれど
朝6時に起きて夜10時に寝るまでの間
普通に仕事(少なめだけれど)して子と遊んで
3度の食事の支度(手抜き気味だけれど)をして掃除して
イースターの飾り付けを外して衣替えも少しずつ進めて
1日2回ぬか床も忘れずにかき混ぜたよ。



あれ?できるじゃん。



いつもは「だめなおかあさんだ」とぼんやり立ちつくしてばかりなのになあ。




いやいや、たまさかここ数日は子ととても波長があっていただけなのかもしれません。
子なりに父がいないことを察して振る舞っていたのだとしたら少し胸が痛みます。



それと、自分1人だけでお留守番し通せたとは思っていません。
友人各位に感謝。
これも子の人徳の為せる業ですね。





何に力を注ぎ、何を置いてゆけばいいのだろう。

置いてゆきたくはなかったはずのものをおざなりにしていたことに気づいて
慌てて取りに引き返す、なんて、いやなんだけど。

大事なものは全部持ってゆきたいのに。
posted by YUKINO MATOI at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。