2007年09月26日

近頃の懸案

ワールドワイドウェブに氏名とともに公開しているメールアドレスではなく
学生時代に主に使用していたアドレス(大学ドメイン)のほうに
スパムメールがものすごい勢いで届いている。
まとめてクリックしてゴミ箱に捨てられないこともない量だし
漏れる可能性のある場所にはいくらでも心当たりがあるので
特に対策を取るつもりもなくひたすら削除するばかりなのだが
怖いのは同じ大学ドメインのアドレス宛に
十数人分まとめてCcで送信されてくるメール。

えーと卒業生の個人情報管理は大丈夫ですか我が母校?

ちなみに在学中、突然自宅の固定電話宛に
見知らぬ男から電話がかかってきて愛を告白されたことがあります。
男の弁を信用するならば彼は同じ学部の下級生で
当時その部屋に引っ越してきたばかりだった私は
銀行とクレジットカード会社と公共料金関係と実家と大学以外に
新しい電話番号を通知していなかったのであります。
そのときは郵便物が紛失したり開封されていたりした形跡はなかったから
怪しいのはどう考えても大学の学生課なんだよなー!
posted by YUKINO MATOI at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

近頃の鬱憤

クオリティはそこそこでいいからとにかく安く早く、という仕事が続くと
とても捨て鉢な気分になり、モチベーションがみるみる間に下がってしまう。
そのような性質の仕事が必要とされる時もある、ということは理解できるのだが
手仕事を生業とするものの矜持を理解してもらうことが叶わず
世に出して恥ずかしくない最低レベルを割り込んででも、という依頼は
「何もしなくていいからただそこにいなさい」と命じられるよりも辛い。
そこまでしなければ認めてもらえないのならば
いっそ役立たずの能無しだと罵られて放逐されてしまいたい。

だいたいそこまでして作業の精度を下げても所要時間はたいして減らないのだ。

いいものを作りたかったら少なくとも時間か手間かお金かをかけなくては駄目で
そのどれをもかけずに済ませようとすると
手を動かしていることがたまらなく殺伐としたものになってしまう。

これが終わったら気になっていた画集を見に古本屋に行こう、とか
今週1週間頑張ればその収入でブーツが新調できるぞ、とか
仕事の先に充足を見出すことでどうにか自暴自棄にならずに済んでいます。
posted by YUKINO MATOI at 02:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月21日

ラインナップ

子を授かって以来、眠りが浅く何度も目を覚ましてしまうので
一晩の間にいろいろなことが起こります。
そのうちのいくつかをキティに話したらたいそう面白かったらしく
「そちらのほうを日記に書くべきではないか」と薦められました。



ある夜のプログラム。



(前回書いた)かつての友人に呼び出される夢。

雨の日にヴェットモンのトレンチコートを着た黒髪の素敵なひとが現れて
線路に雑草の生えたローカル線を越えて海沿いのホテルに連れて行ってくれ
ここで好きなだけ休みなさい、居たいだけ居ていいんだよと言われる夢。

ドイツのどこか大きな街のホテルに泊まっている。
数日滞在の予定で、その最初の朝食を済ませて
外出して夕刻帰ってくると部屋に荷物がない。
綺麗にルームメイクされた部屋で荷解きしているのは別の客で
フロントに訴えると以下のように弁明。
「当ホテルでは基本的に朝食はお出ししておりませんが
 ご出発されるお客様にはお見送りの意味で朝食をご用意しております。
 今朝お召し上がりになられたということは
 その時点で自動的にチェックアウト、ということに」
激怒して荷物を引き取り出てゆこうとする夢なのだが
無論そんな馬鹿げたサーヴィスを提供するホテルなどドイツにはありません。多分ね。

キティの留守に一人で寝ていると小学校時代の同級生がやってきて叩き起こされる夢。
ここは危ないからとにかく逃げろ、という。
部屋を飛び出すと廊下がまるでユースホステルか寮の大部屋のようになっていて
ずらりと並んだベットの一つにキティが寝ている。何故かサングラスをかけたまま。
夢を見ている私は「あれ?ここにいるじゃん」と思うのだけれど
夢の中の私は手を引かれて走り出す。
(だって小学生のときにはまだ出会っていないからね)
夢の常で手足がもつれ水を掻くようにゆっくりとしか進めない。
やがて彼女ともはぐれ、追って来たのはこれまた小学校時代のいじめっ子数人。
歩道橋の上で取り囲まれて、さあどうする?

とある事情で堂々と往来を歩くことが出来なくなってしまう夢。
川沿いにある黒瓦の傾いた家の奥にさる方の好意で匿われる。
さる方、はその家にはめったに姿を見せず
作務衣を着た世話係とおぼしき僧が一人、住みこんでいて
いつも煮炊きをしたり廊下を磨いたり中庭の花を手入れしたりしている。
一見清潔な感じのする人だけれど
かつて彼が劣情のあまり想い人を殺めてしまい
それを悔いて出家したことを私は知っているので
あまり好きにはなれない人だなあ、と思いながらガラス越しに中庭の花を見ている。



少しずつ設定を共有し合う程度の脈絡は持っているようです。
posted by YUKINO MATOI at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヴェットモンの背中

きっと履く機会など訪れないだろう、と思っていた
呆れるほどに華奢で踵の高いサテンの靴を履いて
きっともう会う機会など訪れないだろう、と思っていた
かつての友人2人が待つカフェへと急ぐ。
濡れた石畳の上をか細いヒールが滑ってまっすぐ歩けない。

約束の時間に遅れてようやく辿り着いた私を2人は責める。
1人とは些細な行き違いが重なってやがて連絡先もわからなくなり
もう1人とは根本的なところで反りが合わず自然に疎遠となり
このままぎこちなく繋がり続けるよりは、と互いに感じていたはずの関係。

「あなたがたとはもう会うつもりはなかったんだ」
「それなのに急に呼び出しておいてそんなことを言われても」
泣きそうになる。雨の滲みた爪先が冷たく、痛い。
カフェのテーブルも、周囲に巡らされたショウウィンドウも
銀色をした光沢のないマネキンに囲まれていてひどく心許ない。



自分の中に小さな他者が存在しているのだから
何をしていてもその存在を意識せずにはいられない。
人と人とが文字通りの意味で分かち難く繋がり合った状態。
意識の容量が足りなくなって行き場のなくなった記憶の断片が
近頃はしばしば夢に現れてめいめいに自己主張している。



ときどきは、あなたも私を思い出しますか?
私はもう、半分忘れていました。でもまだ憶えてる。今は、まだ。
posted by YUKINO MATOI at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月14日

リンツへ

フランスやスイス、イタリアに比べると
距離のわりに移動時間ばかりかかってしまって
一度は行こう、行こうと思いながらなかなか足を運べなかったのが
メディアアートの祭典、ARS ELECTRONICA
幸い経過も順調なことであるし、休めない仕事があるのでもないし
今年はなんといってもtomoさんが来ているし
小さな同居(予定)人のことを気にせずに旅に出られる機会は
今後当分ないことであろう、と考え、3泊4日でリンツまで行ってきました。



9月5日の午前遅くに出発。
2度目の乗り換えを済ませ、国境を越えたところで
にわかに空が暗くなり、ばしゃばしゃと雨が降り始める。
リンツに着いてホテルに荷物を置き、1年ぶりにtomoさんと再会。
作品設営の際にあれやこれやと面倒ごとが発生したようでお疲れのご様子。
ハーブ入りの香り高いパンと野菜料理が美味なレストランで夕食。
こちらも移動の疲れがあったので、食事のあとはすみやかにホテルへ。



一人旅かどうか、とか、部屋の良し悪しだとかには関係なく
寒い日に泊まる部屋、とくに連泊する一晩目には
まとわりつくような薄ら寒さと寂寥感が部屋を占めていて
どれだけシャワーで体を温めても、どれだけ暖房を効かせても
身の置き所のない心細さと震えが止まらず
私はそれでよく旅先で熱を出してしまう。
もったりと重いくせに少しも暖かくない布団を重ねて床に就き
案の定、明方うなされて汗だくで目を覚ます。

2007年09月04日

野ばらちゃんのこと

作家と名乗って仕事をしている以上は
何よりもまず作品で勝負するべきで
だから例え彼が白い粉を持っていても
彼の腕が注射痕だらけだったとしても
それが既に書かれた彼の世界を損なったり
彼の描いた乙女たちの果敢さを傷つけたりするようなことは
少なくとも私にとっては、全くない。

と言い切ることは可能なのですが、それでも
「いやーん!野ばらちゃん、好き『だった』のにー!」
と反射的に過去形が口をついて出てしまうのは
日本語の慣用的な言い回しであるから、というよりも
やっぱり「知ってしまった」その瞬間に
今までと全く同じ目で彼をみることは
程度の多少こそあるにせよ
出来なくなってしまうからなのだろう、と思います。

儚く可憐ではあるけれど案外に脆くはなく
高潔さとしたたかさとが危うく共存する少女のごとく
嶽本野ばらという作家にもまた、しぶとく書き続けてもらいたいし
そうあるべきだ、と願っているのは私だけではないはず。
posted by YUKINO MATOI at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

たゆたう

友人がこぞって絶賛している隣町の温泉に行く。
温泉、とはいってもヨーロッパの温泉は概して湯温が低くてぬるく
それを温水プールのように仕立てている所が多い中
Bad Krozingenの温泉もまた施設の大半は温水プールと冷泉浴場なのだが
奥にあるドームの中の温泉はちゃんと体を温めてくれる心地良い熱さ!
湯は透明で柔らかく、目を凝らさないとわからないほどの気泡が溶けていて
しばらく湯に浸っていると肌がパールパウダーをはたいたように白くなる。
文鎮のごとくどっしりとしたドイツ人体型に合わせたジャクジーは
うっかりすると水流に翻弄されて溺れてしまいかねないほどの激しさで
この強烈なバイブレーションは胎児に影響しないのだろうか、とふと不安に。

日本に帰ってもいつも日程が慌ただしくて
温泉はおろか銭湯にさえ、もうずっと行っていなかったから
水着着用とはいえ、湯に浸かって何も考えることなく
だらりだらりと過ごす夕暮れ時はかなり満足度の高いものでした。

ところで先日の寝違え騒ぎですが
首・肩から背中にかけて慢性的にかつ根深く筋肉が凝り固まっていることを指摘され
急に気温の下がった日などは首から這い上がった凝りが伝播し、顎までが痛む事態に。
これは少しずつ根気よくほぐさないとどうにもならない、とキティが言うので
温泉でみっちりマッサージとストレッチの指導を受けたところ
明方になって眠れないほどの強烈な揉み戻しに目が覚めてしまい
翌日の夕方になってもまだ背中の火照りが取れないほど。
というか、そんなに酷くなるまで肩凝りを放置してしまったことが恐ろしい……。

posted by YUKINO MATOI at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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