2005年06月30日

伊勢丹の紙袋

田舎の、伊勢丹のない街で育った私にとって
あの深緑とオレンジと黄色のチェックの袋は
デパートの紙袋ではなく「クリスマス」の紙袋だった。
それもセーターとかマフラーだとかの
なにかフカフカして暖かいものがつまった紙袋だと思っていた。

実際に伊勢丹で買ったものを
家族の誰かが12月に贈られたことがあったかもしれない。
あるいは母が、たくさんの毛糸玉を紙袋に入れて
クリスマスに間に合うようにセーターを編んでいたかもしれない。
いずれにせよ伊勢丹の袋は冬のフカフカした羊毛の匂いのまつわるもので
モミの木やヒイラギの葉の色と結びついて離れないものだった。
夏にあの深緑とオレンジと黄色のチェックを見ると
6月だろうが8月だろうが季節は冬、それも12月をいつも思い出す。



日本からよしもとばななの文庫がどっさりやってきた。
雨の日にアイロンをかけていたら伊勢丹の袋に入ってやってきた。
しかも和紙調の涼しげなパックに入った煎茶もついてきた。
心からありがとう。だいじに読みます。
明日は一日ベビーシッターのバイトの日だから
チビラくんの話を読みながら1歳3ヶ月の女の子と遊ぶのも楽しそうだ。



友達(同年代ですよ)の書いた字が
しっかりと「お母さんの字」になっているのにも感動。

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2005年06月29日

サッカーが終わるよ

あと数時間後にはコンフェデレーションズカップの決勝戦が行なわれます。
2006年ドイツワールドカップ組織委員会会長にメールを書く、という
日本語で書くとしても胃に穴の開きそうなミッションを課されて
相方は頭を抱えてしまっています。
茶を入れるくらいしかできることがありません。
ううう、が、がんばれー。



ドイツに来てからというもの
相方に負けないくらいドイツ語が上達するように、と
相方に負けないくらい地に足をつけて、しかと仕事に邁進しよう、と
常々思いつづけて9ヶ月が過ぎましたが
その間にも、この人はまたずいぶんと先に行ってしまいました。
今頃はフランクフルトで取材中です。今日も暑いです。



どこまで頑張ったら一区切りつくのか、とか
どのくらいのところまで進めたら気が済むのか、とか
私は具体的なことは何一つ決めずに日本を出てきて
今度の8月に少しだけ日本に帰ろうとしています。

準決勝のアルゼンチン×メキシコ戦をテレビで観戦しました。
90分+ロスタイムで終わるはずの試合が120分に延び
PK戦がサドンデスにもつれこんでもなお途切れることのない
身震いのするような集中力と体力を目の当たりにして

まだまだ「どこが一区切りなのか」などと
考えてはいけないのだ、と思い知らされました。
そんなことを私が考えるなんてまだまだ、早すぎる。
こんなもんじゃないのです。
こんな程度じゃ全然気が済まないのです。
ホイッスルが鳴ったときに初めて
区切りを意識するくらいでなくてはいけないのです。


posted by YUKINO MATOI at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月26日

エピソード4を用意して、もう一回英語音声/日本語字幕で観るべきかと

町山智浩さんのスター・ウォーズ評が非常に的確で面白い。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050611

英語版のセリフの引用とブッシュ大統領の発言の比較だとか
ジョージ・ルーカスとかナタリー・ポートマンが有名な共和党嫌いだとか
ドイツ語吹き替えでドイツ語1年生が予備知識なしに観た場合に
絶対にわからないであろう観点からの指摘。
なるほど、この映画はそういう風にできていたのか。

いや、これは面白がってはいけないことなのかもしれない。
映画に辛口のコメントをつけたら
配給会社から脅迫まがいの添削をが入った、などというぞっとする話もあり
コメント欄はイラク戦争の是非にまで遡って喧喧諤諤に荒れているしで
あまり呑気に読める内容でもないのだが
それにしても「後味悪さ ★★★★★」の評には我が意を得た思いでした。
posted by YUKINO MATOI at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月25日

取りました

8月26日の小島麻由美×つじあやの in CLUB QUATTRO
チケット取ってしまいました。

多分20日くらいに帰ります。
で9月初旬にドイツに戻る、と。

2枚取ったので誰か一緒に行きませんか?
メールください。早い者勝ち。
posted by YUKINO MATOI at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミュージカルバトーン

ぷりえさんからミュージカルバトーンいただきました。

【今パソコンに入っている音楽ファイルの容量】
2.51G。
出国直前の慌ただしい時期にiPod入手したので
MD・CDから乗り換えきれなかったせいかと。
いかん、この10倍入るのに。

【最後に買ったCD】
ドイツに来てから買っていない。
友人から借りて入手したのだと

J.S.BACH『TOCCATA AND FUGUE IN D MINOR』
『Great organ Works』
『AIR ON THE G STRING』

の3枚。借入先がパイプオルガニストなので
オルガン名曲入門編を、とリクエストしたら貸してくれた。

【今聴いている曲】

Cocco『ベスト+裏ベスト+未発表曲集』

Coccoの歌はほとんど全部、私の中では夏の歌。
特に湿度が高くて草いきれのするような夏向けの歌。
今日はこれから雷雨になりそうな気配なので丁度良い。

【よく聞く、または特別な思い入れのある5曲】

5曲ですか、少ないな。

Ron Carter/Air (『Ron Carter Meets Bach』収録)
『G線上のアリア』自体が小学校のときからずっと好きな曲なのだが
BGMとして耳にするのでなしに、初めて自分でCDを選んでかけてみたのが
Ron Carterの演奏バージョンだった。
今でもこのバージョンが一番好き。

坂本龍一/The Last Emperor(『THE LAST EMPEROR』サウンドトラックなどに収録)
教授ディスコグラフィーに、そして映画音楽史上に燦然と輝く名作。
寒くてキリキリと晴れた日の朝に聴くと凄みが増すと思う。
荘厳で荘重な感じに気分を盛り上げたいとき(どんなときだ)に聴く曲。

Bjo¨rk/Jo´ga(『Homogenic』収録)
Bjo¨rkとの出会いのアルバムが『Homogenic』だった。
アルバムのジャケットといい中身といい
感激を通り越して怖ささえ感じた1曲。
イントロのストリングスだけで鳥肌が立つ。

Goddess in the Morning/Saga(『Goddess in the Morning』収録)
新居昭乃とYAYOIこと柚楽弥衣のユニットによる最初で最後の1枚。
荒々しさと緻密さ、ゆるやかさと激しさがどの曲にも織り込まれているが
題名どおりに壮大な物語をつむぎだす「Saga」が最強。
可愛らしくて少し壊れた箱庭的な世界を描く「Flower Crown」も捨てがたいが。

Michael Nyman『The Piano』
映画『ピアノ・レッスン』のサウンドトラック。
一つの旋律を繰り返し繰り返し、変奏したとしても途切れることのない
そういう思念の悲しいくらいの強さ、しぶとさに満ちた一枚。

別枠扱いとして
hide『PSYENCE』
『Ja,Zoo』『Zilch』と3枚合わせて愛聴。
高校時代、主に振り絞らなきゃならない時の起爆剤となり
大学進学・上京後、年を経るに従って聴かなくなってきた曲。
好きな曲にもいろいろあって
腐れ縁的に何年経ってもどこにいっても側にいる曲もあれば
旧い恩師や友人のように時折ひっぱりだしてきて
いろんなことを確認するための曲もあるのだった。

【バトンを渡す先5人の犠牲者】

マイミクシィ登録のみなさまの中から選びました。

ジョージえなつさま
シセさま
かよさま
tomo370さま
納豆50gさま

どうぞよろしくお願いいたします。
posted by YUKINO MATOI at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

サッカーを観てきたよ

ハノーファー、途中ベルリンに寄り道、そのあとフランクフルト、と
移動して観戦して観光もして相方と合流して帰ってきました。
ベルリンでの顛末はあとから追って書く予定。

や、日本勝ちましたね、ギリシャに。
今度はケルンに対ブラジル戦を観に行くのですが
これはひょっとするとその後も試合が続く可能性もなきにしもあらず。
中休みしたら、またもう少し旅をしてくることになるかもしれません。

どっちにしろ相方は7月頭まで拘束されるようなので
ただでさえ地黒で体脂肪率の低い体だというのに
予選前半の数試合だけで既に頬がこけてしまったように見えるので
どうか今日くらいはゆっくりして頂きたいものです。



日本代表とかサッカーとかに対する愛はそんなに深くないのですが
生でプロの試合を観たのは初めてだったこともあり非常に楽しみました。
サッカー観てるのも楽しいけど
普段あまり馴染みのない場所で人間観察してるのも楽しい。



自分と(適度に)異なる世界で仕事してる人が一緒にいると人生楽しいぞ、に1票。
posted by YUKINO MATOI at 17:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

ベルリン、工事中

チェックインしたはいいものの外はまだまだ明るい。
疲れていても気が昂っていて眠れない。
こうなったら今日は血豆ができるくらい歩いてやる、と決めて外へ。



道に迷いさえしなければベルリンの中心地まで15分とかからない。
明るくても既に7時近いので、閉館時間のない場所をさっくりと回る。
六本木ヒルズにも出没したらしいカラフルなクマの群れ
「ユナイテッド・バディ・ベアーズ」をあちこちで目撃。

アレキサンダー広場で降りてブランデンブルグ門までひたすら歩く。
菩提樹の下、ウンテル・デン・リンデンはどこも工事中であまり風情がない。
というか、ベルリンはどこを見渡してもたいてい工事現場が目に入る。
悪くいえば風情がないけど、よくいえば風通しがよくて身軽で新鮮。
ドイツ中、たいていどこの街にも流れている
街固有の「色」があまり全面に出てこなくて、そのぶん開放感がいっぱい。

とはいえ、あるべきところには時間の蓄積された佇まいがある。
フンボルト大学の古書市でポーランドの衣装史の本を買い
隣の国立図書館の前庭で早速読みながら一休み。

ベルリン国立図書館

ポーランド語?全く解せませんが、図版が非常に充実してるからいいんですっ。



残念ながらブランデンブルク門近辺も工事中で
おまけに閉店後のからっぼの出店が並んでいるのでなおのこと淋しくなってしまう。

ブランデンブルク門


一方こちらはブランデンブルク門をバックにした『バットマン・ビギンズ』の広告。
む、格好良い。

バットマン・ビギンズ

格好良いといえば、ブランデンブルク門を出てすぐに
(日本のガイドブックにはあまり載っていませんが)ソヴィエト戦死者記念碑があって
こちらも入り口両脇に戦車の据え付けられた非常に漢らしいモニュメント。
あまり良い写真がとれなかったので画像は載せられませんが
威風堂々としたソヴィエト兵士像の足元に
まだ捧げられたばかりの深紅のバラの花束が置かれていたのが印象的でした。

※ソヴィエト戦死者記念碑・画像
http://www.berlin.citysam.de/sowjetisches-ehrenmal-fotos-berlin.htm
http://www.inidia.de/sowjetisches_ehrenmal_berlin_tiergarten.htm



そのまままっすぐ戦勝記念塔まで歩いたところで足が限界を訴えたので
バスに乗ってユースに戻ってベッドで足をマッサージしているうちに爆睡。
ベルリン1日目終了。
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ベルリン、迷子

相方はハノーファーからケルンへ移動。
わたくしは次の日曜日までにフランクフルトへ戻ればよく
それまでの間、せっかく北に来たのだからベルリンを旅しよう、と計画する。



ベルリンについたのが午後3時過ぎ。
ユースホステルにチェックインしたのが午後6時過ぎ。
迷わず辿り着ければ1時間足らずでチェックインできたにもかかわらず
久しぶりの大掛かりな迷子になる。

敗因はいろいろあって
せっかくベルリン在住の友人が薦めてくれた立地の良いホテルと
他で見つけた安いユースと、迷った挙げ句安いほうに決めたせいだとか
件の安宿がいい加減な地図しかウェブサイトに載せていなかったせいだとか
いやいや少しでも「迷った」気配を感じたら
直ちに人に道を聞くなり大判の地図を買うなりすべきだったとか
気がついたときには地図を売っていそうな店はおろか
通行人もタクシーもまばらにしか見当たらない住宅地のど真ん中で
そこからさらに歩いてようやく地図を入手したときには
ユースは進行方向のはるか東側に遠ざかっていました。

権化

こんなイデオロギッシュなモニュメントを横目に旧・東地区の街路を歩く歩く。
整然としてだだ広く無機質な区画整理と
ロシア語系の通りの名前に旧共産圏の名残を感じる。
チェックイン前までに6kmほど歩いてしまうとはバカにも程がある。
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2005年06月16日

ハノーファー、メキシコ

フライブルクからハノーファーまで
3月に行ったときには眠っている間に着いたけれど
今度は真昼間に電車にゆられて4時間ほど。
ICEとは日本の新幹線に相当する乗り物だと
よくガイドブックには書いてあるが
牧草地や花畑の真中を延々走り続けたり
風力発電の風車が何十と立ち並ぶ草原の中を走ったり
線路のすぐ脇で牛が草を食んでいたりで
新幹線よりはずいぶんと牧歌的なところのある乗り物だ。



夕方、ハノーファーに着いてすぐスタジアム入り。
ここでとんでもないことが発覚する。
コンフェデレーションズカップのオフィシャルスポンサーが
アメリカ系の某有名ビール会社であるため
会場内で販売しているのは名前にバのつく薄いビールのみ。
おまけにビン・缶類の会場内持込は禁止。

夏だよ?夏の夕方に外でサッカー観るんだよ?
まずいビールしかないって?ここはドイツなのに?
ふ、ふざけるなー。責任者よべー。



キックオフ30分前。
選手のラインナップが読み上げられて盛り上がる会場。
今日は記者席ではなくスタンドで観戦の相方。
今日は仕事抜きで観戦できる日なので心置きなく豹変する相方。
目の色が違うとはこのことか、と冷静に引いてみる。

選手入場、国家斉唱。
万単位で人の集う場所で君が代を聞くのは
思っていた以上に感動的で迫力がある。
国歌としての敬意うんぬん以前に
君が代とはそもそも音楽として
ずっしりと心に響く美しい旋律で好きだ、と個人的に思う。



目の前で生の日本代表が動いているのを観るのも
会場の端から端まで人がうねる光景も
ゴールが決まった瞬間に会場が沸騰するのも
全部が全部初めてで、なんだかとんでもないような場に来てしまったように思った。
一つのアクションに万の人間がリアクションを送り
それを受けて次のアクションがブーストオン、の連鎖がたまらない。



後半に入り、素人目にも前半よりも明らかにつまらない展開で初戦黒星。

今日のハノーファーはいたるところ日本人だらけ。
どこの店に行ってもジャパンブルーの集団が目に入る。
連日の激務で早くも頬がこけ、目の下の隈を濃くした相方とともに
肉だ!肉とイモをがっつり食おう!景気づけだ!次はギリシャだ!と
鼻息荒くステーキハウスに繰り込んで夕食、就寝。
相方は深夜に携帯が鳴って再び出て行ったが、私は風呂に入って就寝。

旅の1日目終了。
posted by YUKINO MATOI at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅のことードイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サッカーを観に行くよ

コンフェデレーションズカップを観る旅に出てきます。
日本代表グッズはおろか青い服の1枚すら持っていないのですが
仲間はずれにされたりしないでしょうか大丈夫でしょうか。



旅立ちの前に
服と小物の委託販売を引き受けて頂けるお店と話をつけてきました。
忙しい夏になりそうです。
やれ嬉しいな。
posted by YUKINO MATOI at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅のことードイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

AIR

「G線上のアリア」だけがCD一枚分
様々な楽器と演奏者とによって何曲も入っている、というCDを借りた。
これをループで聴いていると
音色こそ違え繰り返し繰り返し高まっては引いていく旋律が
止めるまでの間好きなだけ鳴っていてくれる。
鳴っていてと思う間はずっと終わらないでいてくれる。

あたりまえのことだが。
以前に一度書いたが
(http://unofficial.seesaa.net/article/1847127.html)
ずっとずっと終わらないような歌
その旋律だけで頭としっぽが輪になって閉じて
つながっているような気がする歌が好きなのかも。
posted by YUKINO MATOI at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

かぽかぽと馬が行く

出針を使うな、と母にかたく教えられてきたが
出発3時間前に発覚する綻びもあるので致し方なくミシンフル稼働。
事前に準備をしていても出発前は何かと慌ただしいものだが
そこへ来て急な用件が入ったので、代理で私が使いに出た。
相方を見送った後、電車で30分の街へ書類のファイルを届けに。



指定された駅には券売機と小さなカフェがあるだけで
それ以外、ざっと見渡す限りは全部草原と畑と森。
ベンチで待っているとかぽかぽと蹄の音がして
女の子を乗せた馬が2頭、ゆっくりと単線の脇の道を過ぎた。

袖刷り合うも多少の縁というが
擦り合う袖もないようなまっさらな場所の方が
きっとこの世界には多いのだ。
たった電車で半時間のこの場所でさえもそうなのだから。



ファイルを届けて帰りの電車を待っていると
磁器のふちをはじくようなささやかな音で踏み切りが鳴った。

次に止まった駅の構内でおじさんが椅子を直しているのを見た
と思ったらプラットホームから道1本隔てて家具の工房があるだけで
それくらいに本物の駅舎は小さく、駅前の通りは細くて人がおらず
車もすれ違えないくらいのささやかな小道。馬ならすれ違えるか。



1つ手前の駅で降りて、仕事机を買った店に寄って
今にも壊れそうな古本ばかりを3冊半額にまけてもらって帰宅。




posted by YUKINO MATOI at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手を動かすべきところはたくさんある

今朝気づいたのだが、人と一緒にいると眠くなるのが早い。
一人になると睡眠時間が少なくてもとりあえずオッケーになる。
遅く寝て、いつもの時間に目が覚める。



昨日から相方が出張で不在。
昨年の今時分は一人暮らしだったにも関わらず
一昨年の今時分は一人暮らしで一人身だったにも関わらず
そんなに遠くない過去と同じことをしているのにも関わらず

落ち着かない。
部屋が広くて静か。



一緒に住んでいる人の生活ペースを気にしなくてもよくて
夕ご飯に何を食べるか好きに決めてもよくて
テレビのチャンネルを勝手にザッピングする人もいない。

ああ、そうそう、一人で住むって毎日がこんな感じだった。
posted by YUKINO MATOI at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

滞在9ヶ月目にして最大の悩み

e+からお知らせが届く。



8月26日(金)
 「コジマ・ロックンロール・キャラバン Vol.4」
出演:小島麻由美
   つじあやの



9月下旬に日本に帰る予定でしたが
本気で1ヶ月繰り上げるかもしれません。



小島麻由美 オフィシャルページ
http://www.kojimamayumi.com/index.html

つじあやの オフィシャルページ
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/uraraka/
posted by YUKINO MATOI at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月11日

巻き戻し、再生

火曜日に京極夏彦『嗤う伊右衛門』読了。
春先に日本に帰っていた友人が
本棚1段分の京極を持ち帰ってくれたので
(ありがとう、そんな君が大好きだ!)
バケツリレー式に順次貸し出してもらう手筈になっている。



ここでは世界の輪郭が溶けている。
蚊帳に夏夜の字を当てることもあるのか、と初めて知る。
擦り傷のついてさらさらになった薄い膜。
墨も清水も血も蛇も判然としない、とろり、ぬるりとした闇。
押せば揺らぎ、綻びればそこから闇が滲みてくるような他愛ない膜。

きちりと襖なり屋根なり戸板なりで仕切られているほうがまだしも安心できようが
それでもどこからか蚊が紛れ込む。蛇が紛れ込む。闇が紛れ込む。

彼岸と此岸、闇と闇でないものの境界。
気休め程度にしかならない、霞のような膜。

蚊帳越しに臨む景色は大嫌いだが、闇が侵入ってくるのはもっと厭な気がした。
裂け破れて流れ出るくらいなら、いっそ――膨れて死んだほうがマシではないか。
(京極夏彦『嗤う伊右衛門』)


伊右衛門の肌が裂け破れて虫と蛇と鼠になり流れ出るクライマックスの
不思議とおどろおどろしくない、穏やかな末期。
境界が朽ちて破れてなくなるのが、文字通りの幕切れ。



だからって死ぬも生きるも同じこと、美しいも醜いも同じこと、とは思いませんが
又市以外の主要登場人物がみな死んでしまうにもかかわらず
それが陰湿とも凄惨とも感じられないのは
やはりすべての境界が朽ち果てて取り払われた後の光景が
あまりにも穏やかで安らかだからでしょうか。



願わくば花の下にて春死なむ、的な発想は
単に美しいものを見ながら死にたい、という以前に
美しいものと自分との境界を取り払って一つになりたい、という願望を含んでいるのかな。
posted by YUKINO MATOI at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライトセイバー

   
続きを読む
posted by YUKINO MATOI at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スター・ウォーズ エピソードIII

相方と2人で観てきました。続きを読む
posted by YUKINO MATOI at 05:31| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月04日

また、たとえ話が好きな人

道は確かに僕の後ろに出来るものかもしれないが
道であってそれは道でない。
後ろにある道とはヘンゼルとグレーテルのパン屑のようなもので
実際に道として進みゆくためではなく
時々振り返って確認するためにあるものだ。
最悪、ハトに食われていつか見えなくなることをも覚悟しなければならない。
後ろに出来る道とはそういうものだ。

前に進んだぶん、後ろのパン屑が食われて
食われたところよりも後ろにはもはや戻る術がないか
戻れたとしてもたいして良い目を見られない、となれば
新たにパンを撒き、撒いたパンよりも1ミリでいいから前に行く、と。

てことはあれだ、全ての道を「もう二度と踏まない覚悟」で歩いて
かつその覚悟通りに実行できたらば、それが一番格好良いのかな。
posted by YUKINO MATOI at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え事の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

たとえ話が好きな人

要らなくなったから、用済みになったから
持っていることが出来なくなったから、捨てるのと
なくても平気になったから捨てるのとでは
こんなに気分の良さが違うのか、という驚きは
捨ててみなくては決してわからない。

くずかごに放り込む最後の瞬間までは離れ難く思うものだから。

自転車の補助輪のようなものだろうか。
外すのが怖くていつまででもつけていたいと思うくせに
外して走れるようになった瞬間、その機動性のよさに感激して
二度と余計な車輪をつけて走りたいとは思わなくなるに違いない。

そして、ええいままよ、と口に出して放ってしまう言葉も
また同じようなものだろうか。
持ち重りがするものなら、放ってしまったほうがいいものならば。
posted by YUKINO MATOI at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え事の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月03日

プーリップってなんだ

友達親子が「おそろいのプチバドー」でおでかけしていたと聞き
「プチ…バトー…?」と何かとてつもなく可愛くないものを想像してしまった。

バトーですが

※正しいプチバドー



こちらは今さんのところで話題のプーリップ。

ファナティカ

ブライス以来、久々に人形に物欲を感じました。
これが食玩とかプレイモービルだったら多分躊躇なく買えるのですが
それなりの質量のある、よくできた可愛らしい人形を買うのには
それなりの思い切りと勢いが必要だと考えているうちに
いつも買わずに過ぎてしまうのは考え過ぎですか。
posted by YUKINO MATOI at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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