2004年09月30日

飛行機の中

マレーシアからドイツへと向かう機内でのこと。
書くのも恐ろしいほど禍々しい夢に目を覚ました。
小さな非常灯がオレンジ色に燈るだけの深夜の機内は
ひどく殺風景で救いがないように見えた。
水を。
そう思っても喉がからからで声が押し出せない。
相方は隣ですうすうと眠っている。



旅行の間中、重いスーツケースをずっと持っていてくれたのはこの人。
私は自分の手回り品だけ持って歩いていればそれでよかった。

自分の持ち物が重たい所為でくたびれるとか
気まぐれで寄り道をしたらそこがとんでもない悪路だったとか
そういうのが自分の中で完結していれば何も問題はないのです。
自分で自分の荷物を持って自分の道を歩く。当たり前のことです。
手に余る荷物だろうと泥濘の道だろうと。

でもこの人は私の荷物まで持つ覚悟でいるのです。

もちろんこの先歩かずともよくなったわけではないし
全部の荷物を預けてすたすた歩いてゆけるわけでもない。
これからだって自分の荷物は自分で抱えてゆくしかないんです。

でも、気がついたら
私の分まで荷物を持って歩いてゆく覚悟の人が隣を歩いているのです。

困った。困りました。
甘えてしまいそうになるじゃないですか。



飛行機の下には砂漠が見える。
相方はすうすうと眠り続けている。
なるべくこの人が重たい思いをしなくていいように。
(だって自分の持ち分だけでも大変なんですから)
ちゃんと自分の心と体を鍛えなくては。
自分の持ちたいものを自分で持ってゆけるようにならなくては。
もう不吉な夢など見なくてもよいように。


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2004年09月29日

マレーシア4日目

クアラルンプールからバスで30分ほどのところに
バトゥー・ケイブという鍾乳洞がある。
ヒンズー教の寺院なのだそうだ。
朝食抜きだったので寺院前の店で腹ごしらえ。
500円くらいでツバメの巣のシロップ煮が買えたので初体験。
コラーゲンは多そうなんだけれど巣自体に味があるわけではないのね。
甘いシロップとトッピングの乾燥ナツメの味しかしなかったよ。



洞窟の入り口は岩山の中腹にあるのでそこまでは階段。
昇りきってみると洞窟というよりは大きな空洞が出来ていて
中にはどぎつい色合いの祭壇や壁画や像がごろごろ。
床だけコンクリで平らにしてあるほかは
全部鍾乳洞のゆるゆる流れるような岩肌で
日比谷の野音くらいの広さは優にあった。
天井にはこれまた大きな穴が開いていて岩山の上の緑と空が見える。
上を眺めているだけで何も言えなくなる。
大きすぎて、天井が高すぎて
普通に人の発する程度の声では反響しないくらいに広いのだ。



舞台美術の仕事の大半は
「それっぽいもの」だったり「らしくみえるもの」を作るために
技巧を凝らすことに費やされているようなところがあるので
本物を見せられてしまうとお手上げするしかないな、と思うときが多々あります。

もちろん「らしさ」を追求してゆくことが間違っているわけではないし
恐ろしく確かな再現力を以って「らしさ」を表現することのできる技術者を
私は心から尊敬します。本物すら越える偽物は確かに存在するのですから。
でも、それとは全く別のベクトルで「世界」を構築する術もまたあるわけです。
選択肢はいくつもあります。どの道を選ぶにせよ、やるなら徹底しなきゃね。

「らしく」作っておくことでそれなりの体裁は保てるわけで。
「らしく」見えてさえいれば仕事をした気になっている人間がこの業界多すぎます。
そういう人は一度、本当に一度でいいから本物を見るべきです。
何でも良いから、自分が「らしく」作ったものなど吹き飛ばすくらいの本物を。



旅行の話に戻ります。
寺院のあった件の広大な洞窟の隣には
日の光の全くささない小さな洞窟があります。
(といっても最初の洞窟に比べての話ですが)
ガイドさんに連れられて入ったので
懐中電灯の明かりの届くところしか見えませんでした。
手持ちの明かり2つ3つくらいで照らしきれないくらいには広いわけです。
その明かりを消すと何も見えない真っ暗闇。
数分も経てば目が慣れてきそうなものなのに全く何も見えません。
明かりをつけると滝の溢れたような形で固まった岩や
ミルクティー色をした巨大石柱が光の輪の中に見えます。
3メートルくらいの洞窟ヘビがするすると足元を這っていました。
毒はないからノープロブレムってガイドのおじさんが笑顔で。



帰りのバスの時間を聞いたら「時々」とのことでした。
長距離バスや電車は比較的ダイヤに忠実に走っているけど
市内バスは「来たら乗る」ものらしい。
ついでに言うとドアを開け放して走っていることも多い。
飛び乗り・飛び降り可ってことらしい。



洞窟探検で今日も歩いたので昨日の店でもう一度足裏マッサージ。
今度は長めのコースを依頼したので
足は元より頭も肩も腰もばっちりもんでもらう、が
足裏が専門の店なので正直足以外はあまり気持ちよくなかった。ぶつぶつ。
昨日のドラえもんは担当ではなかったけれど
「ノビター!シズカー!」と歓待してくれた。だから嬉しくないってばよ。



今日も夕食は中華。エビとアスパラが絶品。
ここでなら値段を見ないで食いたい物を注文できる。
何も考えずにお腹いっぱい注文しても3000円くらいで済むよ。
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2004年09月28日

マレーシア3日目

バスに乗ってマラッカを離れクアラルンプールへ移動。
ホテル選びで相方とちょっとした喧嘩になる。
マラッカで妙なものを見てしまったので
できれば窓のない部屋には泊まりたくなかったのだけれど
相方が見つけてきたチャイナタウンの一室には窓がなかった。
窓のある部屋がよかったよぅ、とごねるものの
料金はもう先払いしてあるし
安くて綺麗な部屋だから他に反対する理由もないし
理由を説明しろと言われても言うに言えず
(私以上に怖がりなので怪談の類は絶対耳に入れたがらない人)
結局そこの部屋で落ち着いた。
いいんだ、何も見ずにばたんきゅー出来るくらい遊び倒して帰ってこよう。



フルーツを山盛りにした屋台や
インクで染めた鮮やか過ぎる生花を売る店や
偽ブランドもののバッグや時計でチャイナタウンはいっぱいいっぱい。
日本にいたとき好きでよく食べていた豆乳花の屋台があったので
喜んで買いに走ったら出来立てのあつあつを渡されてちょっと辛かった。
冷え冷えのに黒蜜かけて食べるのではないんですね。
でも本場物のほうがちゃんと豆乳の味がして美味。



じっとしていても汗ばむほど暑いのだけれど
古いモスクを観に行くことになりノースリーブの上にカーディガン着用。
モスクにもよるけれどヴェールで髪を隠すよう言われるところもあるそうな。
一応、手と首から上以外全部肌を隠して入ったものの
守衛さん以外は皆さんお昼寝中で誰も私たちを見る人はいなかった。
お祈りの時間以外は仮眠所になっているみたい。
大理石の床にぺとっと横になって寝るの、気持ち良さそうでしたもの。



もちもちふわふわで信じられないくらい美味いナンとタンドリーチキンを食べ
初めてのヤシの実ジュース(実に穴あけてストローで飲むやつね)にトライし
モスク前から地下鉄に乗ってツインタワーに移動。
マレーシア最大のショッピングモールでお買い物三昧です。
昨日からせっせと歩きまくったので
初・リフレクソロジ―を受けてみることにしました。
ひんやりするジェルを塗られ
指の長いマレー人女性がむにむにぽきぽきとマッサージしてくれるので
殆ど痛みはありません。しやわせ。
相方担当の方はやたらと多弁なマッサージ師殿で
君たち日本から来たの?ドラえもんて知ってるだろ?
僕はドラえもんに似てるって良く言われるんだ(確かに体形は)。
君たちはのび太としずかに似てるよね(似てませんよ)。
ああ、のび太似は嫌かい?じゃスネオに似てるよ(だから似てませんよ)。
等々、延々と喋りつづけていました。



足元が軽くなりすぎてふわふわの状態で
南国フルーツのスム―ジ―を飲み
KLタワーから夜景を眺め
チャイナタウンでお腹いっぱい中華を食べて帰りました。
ビールをたくさん飲んだので何も見ずに眠りに落ちました。
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2004年09月27日

マレーシア2日目

朝の6時からいきなりスコールだった。
マラッカ市内に出るころにはすっかり晴れて
てらてらと眩しい南国の陽気になる。
元々宗主国の趣味に合わせていたと思われる街並は
白い塗りが半ば以上風雨に晒されて剥がれていて
そこを赤やクリーム色や水色に彩色しているので
なんともかんとも不思議な眺め。
チャイナタウン方面に行けば行くほど不思議度は増す。

薄暗いペットショップでは亀やカメレオンが売られていた。
ほこりっぽい空気の中で見たことのない色の蝶が飛ぶ。
道の端っこを塵芥を含んだ水がゆるゆる流れてゆく。



トライショーに乗ってみた。サイドカーの自転車版みたいなものだ。
プラスチックの造花や電飾や金メッキでこてこて飾ったチャリの横に
これまたこてこて飾った日除けつきの座席がついている。
チャリ自体が古いのと、装飾+3人分の体重とで
歩くのと大差ないスピードしか出ないのはご愛嬌。
それで大型車すれすれの車道を走るのでのろくてもスリリング。ぎゃー。



普段からその手のものは見たり感じたりしない質なのですが
(人一倍怖がりではあるのですが)
旅で何か開眼したり感覚が目覚めたりすることってあるのかしらん。
もしくはただ疲れて幻覚を見ただけだったのかもしれない。
でも、とりあえず、マレーシアで泊まったあの部屋には何か居たよ。
見ちゃったよ。呼ばれちゃったよ。ひぃぃん。
害を成したり呪ったり憑いたりする気配はなかったし
それ以降も特に何も見たり感じたりしていないので今は平静。
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2004年09月26日

マレーシア1日目

自分が今対処できていること
乃至できていると思っている事象というのは
往々にしてそれが既知の事象の範疇から
そう大きくは外れていないから対処できるのであって
自分が知っている、経験済みであると思っていることは
この世界に比してみればあまりにも小さくて狭くて浅いものでしかない。
どんなものであれ侮ったり見くびったりできるほどには
自分は決して偉くも大きくもない。
これは旅に出て見知らぬ土地にでも行かないと忘れがちなこと。



ゼブラーマンを機内で見ながら空を飛ぶこと6時間
マレーシアはクアラルンプール空港に到着。
タイやベトナムやバリ島に比べたら
観光地としての印象は比較的薄かったマレーシア。
片道の格安航空券を出しているのが
マレーシア航空と大韓航空だけだったから
そして韓国なら日本に帰ってからいつでも行けそうだったから
消去法でマレーシア。
新婚旅行の行き先選択としてはやや受動的だけれど
消去法で選んだ旅だからって楽しくないなんてことはないはずだ。



空港から車で2時間強走るとマラッカに着く。
途中、ところどころに街がある他は
ひたすら熱帯雨林ばかりが続く道。
真新しく舗装された道と全く手付かずの森との
ざっくりしたギャップがなんだかSF的。
こうも人の手が入っていない風景を
生まれてこのかた見たことがなかったので
マレーシアに来た、というよりも
自分はいったいどこにいるんだろう、と思う。

道と森との間にはよく見ると有刺鉄線が張ってある。
人家が途切れ、明かりひとつない夕闇の中に
いきなりレトロフューチャリスティックな高層ビル群が現れる。
アスファルトの敷かれた剥き出しの地面は真っ赤なレンガ色。
夕暮れ空の群青と黄色のコントラストが激し過ぎて目が痛い。
森の中には研究施設があって恐竜のDNAから云々、だの
あのビルの中で遺伝子操作を受けた人間たちが土星に行くべく云々、だの
言われたらもの凄く説得力あるだろうなぁ、この光景。



着いた先はマラッカ郊外の瀟洒なリゾートホテル。
ここ半年くらいがんばってよかったです。ごほうびだ。
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2004年09月25日

ご挨拶

更新が滞っていますが
更新が滞るくらいに順調に
入籍・挙式を果たしました。

携帯からの更新は苦しいのでもう少しお休みすると思います。
一発で変換できないところから察するに
漆黒とか所為とかって単語は
携帯から入力され得る語とは認識されていないのでせう。



次回は国外から更新です。
それまでは皆様、どうかお元気で。
posted by YUKINO MATOI at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

成田市の近くの空港にいます

こんな夜遅い時間に成田にいるのは初めてで
空港及びその周辺に漂う空気に全く日常感がない所為もあり
(だって京成スカイライナーって明かり一つ見えない漆黒の中を走るんですよう)
既に異国というか寧ろ異界に来てしまった気分でいっぱいです。



このまま どこか遠く つれてってくれないか
君は 君こそは 日曜日よりの使者
たとえば世界中が どしゃぶりの雨だろうと
げらげら笑える日曜日よりの使者



文学部卒として引用を正確にしないのは厳密に言えば失格。

明日は日曜日。明日発ちます。



夏が終わるなぁ。
posted by YUKINO MATOI at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月20日

嬉しいんだけどね

結婚式まであとえーと3日ですか。
今日はスーツケースが届きました
じりじりと門出の時が近づいてきております。

今日もいい天気です。



きみはきっとこいしてる
ぼくのきっとしらぬひと
いたずらかきせきなのか
いまひとりねむってる



つじあやのは強いひとだなぁと思う。
こういうことを自己陶酔せずに表現するのには本当に体力が要るから。



結婚祝いに東京の知人から機織機が送られてきました。
恩返しに羽でも毟って織りたいところなのですが
いかんせんA3ノビ対応のプリンタくらい大きなものなので
さてどうしよう。
ご丁寧に「ドイツで使ってね★」とのメモつき。
嬉しいけれど置いていきますね?置いてきますからね?

posted by YUKINO MATOI at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月19日

結納終了

諸般の事情で結婚式の四日前に結納を済ませました。
もう大概のことが起こっても動じない覚悟はあったのですが
終始和やかな式となったため有難く空振りの覚悟となりました。

一応これで振袖を着るのは最後になるはずなのですが
どう考えてもまだ留袖の似合う歳ではないので
機あらば身分を偽ってまた着ます、多分。

宴が一段落したのでまたせっせとCD変換。
こうなるとMDでしか持ってない音源はちょっと困るなぁ。
まぁいいや、スーツケースに収まるのなら。



拘るべきものなんて本当はきっとないとか
そもそも拘るべきほどのものなんてまだ何も成し遂げてないとか
そう言われたら確かにそのとおりなんですけれど
そういうものをあっさり芝浦の海にポイできるほど
私はかっこよくなれません、残念ながら。
かっこいい先輩になりたかったけどなれなかったよ。
なんて。
posted by YUKINO MATOI at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月18日

帰ってきましたよ

昔上京したときに田舎者がびっくりしたことの一つは
始発や終電に乗る人のとても多いことでした。
毎夜毎夜こんなにも家に帰らなかった(帰れなかった)人がいるんだな、と。
これで当分見納めになる(そうあってほしい)始発前の新宿駅。
すれ違った酒の抜けてない女性と目が合ったと思ったら
後ろから「やだ、睨まれちゃった」という声が聞こえてきた。
よく誤解されるのだが目つきが悪いのは生まれつきで
決してガン飛ばしているわけではなくて(たまに飛ばしてますが)
寝が足りていないと瞼が腫れてますます目つきが悪くなるのもこれまた仕方ないので
だからあのそんなでかい声で睨まれたって言わなくてもいいじゃないですか。

日の出前に東京を出たら
長岡に着くころには丁度
朝靄のかかった田圃や山並みを見ることができました。
今朝もよいお天気です。
posted by YUKINO MATOI at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もすこし詳細な備忘録の続き

【水曜日】

心身がなにかと敏感になっている時期にちゃんぽんで酒を飲んだりしたら
たいしたことのない酒量でも悪酔いすることくらい判れよ自分。
痙攣する胃と痛む頭とを抱えながら合宿を中抜けして一旦横浜へ。
成田エクスプレスで乗りつけた相方と再会し
そのまま鎌倉へと連れ帰って合宿に加入させました。

ようやっと手が届くようになりました。

【木曜日】

江ノ電で東京に戻る後輩衆を見送った後で
相方ともう少し鎌倉を散策。
佐助稲荷にて古い祠や鳥居を写真に収め
銭洗弁天で小銭をしゃぱしゃぱと洗い
その清めたお金で社頭和紙店の紙を買うというシンプルな鎌倉の旅。

ところで初期動作不良で返品・交換してもらった
リコーのデジカメがまたしてもご機嫌斜め。
症状は前回と同じで、たまに電源が入らなくなったり勝手に落ちたりする。
愛用の銀塩カメラもここのところ調子が悪いので
気づけば今手元に一台もまともなカメラが無い。
ゆゆしき事態。
困った、今カメラにまで回す金も気力も時間も無いよ。

【金曜日】

相方の不在中に出来なかった結婚式の準備を一通り消化。
合宿疲れか久々の人混みが災いしたのか若干過呼吸気味。
相方とはずっとほぼ毎日交信していたので
思いのほか久しぶりという感じはしなかったのだけれど
行動を共にする人間がいるということにまだ感覚がついてゆかないみたい。
楽しいのだけれど喧嘩多し。

しばらくの見納めにコンドルズを観て帰るつもりが
長岡行きの終電を逃し(21時22分て早ぇよ)頼みの夜行列車・バスも満席で
仕方なしにマンガ喫茶にいるのが今の現状。
始発まであと2時間強なのだけれど冷房が強すぎて眠れない。
『鋼の錬金術師』を一気読みしつつ夜は更けてゆく。
結婚式まで1週間を切っているというのになんだか間違っている。
posted by YUKINO MATOI at 03:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もすこし詳細な備忘録

合宿とか仕事とか挨拶回りとか打ち合わせとか結婚式準備とかで
今週1週間は関東圏放浪ジプシーでした。


【月曜日】

依頼人も当方もずっと都合が合わなくて
流れるのか?と思われていた写真撮影が、奇跡的に予定マッチ。
下北沢にてゲリラ撮影隊結成。
無事に済ませて依頼人の皆様のライヴを鑑賞し
ぷりえさんの家にお邪魔して冬目景『羊のうた』を一気読みする。
出国前にまた素敵マンガを見つけてしまったなぁ。
ちなみに冬目景は今まで気にはしていたがきちんと読んではいなかったので
ずっとずっと「ふゆめけい」だと思っていた激恥事実が発覚。うが。


【火曜日】

大学の後輩が合宿に混ぜてくれることになったので
今日から二泊三日で鎌倉で合宿。
雪ノ下にある築70年の和洋折衷宅をお借りすることになり一同大興奮。
高台にあるので二階からは由比ガ浜が見え
洋間の出窓を開ければそこは黒揚羽の舞う庭という
大変に風情の溢れた素敵過ぎるお宅でした。
ちなみに周囲は竹藪と雑木林で隣家からはほぼ隔離状態
裏手にはコンクリートで蓋をした古井戸もあり
髪を振り乱して貞子ごっこをして遊びました。

ああこのひとたちにはきっとこれからも次があるんだろうな。
この面子で今年度の残りも飲み明かしたり喋り明かしたり
もし予定が合うなら一緒にまた旅行なんか行ったりして
そうやってこのひとたちはこれからもがんばっていくのだ、きっと。
私はといえば多分そんな機会はもう二度と訪れない。
で、私は「これで最後」てときには大概余計な事をして失敗する。
今回も例に漏れず随分と青臭い余計なことを喋っちまいました。
喋れば喋るほど自分の首絞めていたのも気がしますが身から出た錆。
posted by YUKINO MATOI at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月16日

備忘録

月曜日…仕事と挨拶回り
火曜日…鎌倉合宿一日目。青臭さ満点。
水曜日…鎌倉合宿二日目。途中一度横浜に戻り
    成田エクスプレスで乗りつけた相方ピックアップ。
    5ヶ月ぶりだよう、わぁぁん。
木曜日…鎌倉合宿最終日。銭洗弁天で銭を洗い
    小町通の社頭で和紙を購買して東京帰還。

今都内某所のネットカフェにいますです。
あああ時間だ、みなさんまた今度。
posted by YUKINO MATOI at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月13日

しょうたいふめい

悲しくもなくて苦しくもなくて痛くも痒くもないのだけれど
なにかが喉の奥につまっているようでなにをするにも億劫です。



気を紛らわせてくれるのは今日叔母から貰ったiPod。
せっせとCDを投入投入。変換変換。
わーい、20GBってアルバム何枚分くらいですか?



実家の物置を片付けてもらってそこにミシンと作業台を入れたので
4年ぶりに実家に自分の部屋らしきものを確保できた。
ただし、鍵がついているわけではないし
自分の好きなものに囲まれているわけでもなく
田舎の家のことで密閉度が低いので音は筒抜け。
そもそもが物置なので当然の如く両親も出入りする。
一方、帰郷以来占拠してきたリビングからは順調に私物が消えつつある。
自分の痕跡がなくなってゆくのを見るのは、ここ数ヶ月で何度目だろうか。

私は多分この家にはもう住まない。
占有することのできる空間は少しだけあるけれど
私の巣は今この地球上にはどこにもない。
幸いにして次の営巣予定地は決まっているのだけれど。

東京の部屋にはもう次の住人が入っただろうか。

未練がましく根を貼るように自分の持ち物で空間を埋めてみても
半分物置で半分は今後帰省したときの作業場であって
それ以上でもそれ以下でもない部屋はやっぱり巣では在り得ない。
大学に入学して以来、ずっと無理にでも確保し続けてきた巣が今はない。

怖い。

どこからどこへ向かうことを「帰る」と呼べばいいのだろう。
私はどこに向かって「ただいま」というのだろう。



ちなみに今回の引越しでダンボールを50箱ほど使ったみたい。
最初面白がって数えていたのだけれど30箱を超えたあたりでくたびれてやめた。
これから先、どこに住むにしても充分な収納空間だけは必須ということだ。
でもドイツに持っていくのは
スーツケース1個とダンボール2個分だけ(の予定)。
残りの部分の正体は何なんだろう。
無くても良いけれど捨てるくらいなら死んだがましと思う部分。



何かが胸のあたりから迫り上げてくるようで
苦しくはないのだけれどただ声を出すことがひどく億劫で
何をするのも今すごくすごく時間がかかるので
目を閉じて深呼吸してから目覚めるまでの間
世界が13時間くらい止まって待っていてくれないかと思う。
目が覚めたときにはきちんと声が出るようになっているといいと思う。
posted by YUKINO MATOI at 02:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月11日

髪を黒くしましたよ

毛先だけ色素が抜けていたのを
満遍なく黒くしました。
バングスやサイドがもう地毛の黒になっていたので
あまり仕上がりに違和感はありません。

違和感があるのは寧ろ耳のほう。
染めるときに普段殆ど外すことのないピアスを外したので
突起物がなにもない耳にちょっと頼りなさを感じています。
終わってシャンプーしてるときに自分の耳を触ったら
想像以上にへにゃへにゃでちょっとした衝撃ですらありました。
自分の耳は本来このように柔らかいものなのか、と。

ギプスを嵌めたことのあるかたは
外したあとの筋肉の落ちた自分の手足を触るような
自分の体なのに変に生々しくて弱々しいという
あの感触を思い出していただければ近いのではと思います。
posted by YUKINO MATOI at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『デザインの生態学』

最近、移動時間に読んでいる本。

良くも悪くもタイトルどおり。
すぐに仕事に直結できるような斬新な思考法を得るとか
目から鱗が落ちるような発想の転換ができるとか
そういう類の本ではない。そういうのを期待して買ってはいけない本。
ゆっくりゆっくりスルメを噛むようにデザインを考えたい人向け。

しかしわざわざ3人で共著にしている意味があまりない。
無論、書物には必ずしも一貫性のみが要求されるものではない。
言語感覚もデザイン感覚も共有していない3人による議論が
一つの何かを、またはどこかを指向しているのかというとそうでもない様子。
1+1+1=3にしかならないのだったら別々に3冊本出せばいいじゃないですか。

佐々木正人がテクニカルタームや新語を多用してデザインを語り
ゆえに佐々木の項のみやたらと脚注が長くなっているのに対し
別項で深澤直人が「キーワードは普通の言葉であるべきですから」
とバッサリ切り捨てて非常に噛み砕いた話をしているのを読むと
この人たちは仲悪いのかしらんと余計な憶測が働きます。


資料集、思考のきっかけをつくるキーワード集としてはそれなりに秀逸。

余談ですがデザイナーの書く文章として群を抜いて巧いのは
やっぱり深澤直人と原研哉でしょう。

それにしてもデザインの本なのに体裁が美しくないってのはどういうことだ。



『デザインの生態学』
後藤武・佐々木正人・深澤直人
posted by YUKINO MATOI at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月10日

だいぶ間が空いてしまったがまた泳ぐ

混んでいたので心置きなくのびのびとは泳げず
仕方ないのでウォーキング用コースと通常コースを行ったりきたり。
両方あわせて多分1800mくらい。



目が霞みそうになる深夜にジャケット完成。
天を仰いでも天井の壁紙しか見えません。
答えが出ないときは黙って手を動かすのが一番、に一票。



全然関係ないんだがKKKとか秘密結社の人たちが被ってるコレって
元々囚人服だったのですか。知らなかった。

少し前に思いついてルーツをググってみたときには
KKKのオフィシャルサイトを踏んでしまってちょっと怖かったうえに
結局解らず終いだったのです。

「本当に必要な情報は必要になったときに自ずとめぐりあえるもの」
という言葉がありますがえーとじゃあ僕には今必要なのかなこの帽子の情報が。
posted by YUKINO MATOI at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月09日

それができれば世話はなく

駆け出しの衣装制作屋としては目に肥やしをやるべく
仕立てのよい服をなるべくたくさん見るようにしていて
溜息が出るほどの美しい仕事をみる機会にも
ここ何年かそれなりに恵まれてきたわけで
脳内には多少なりとも良質なイメージ映像があるので
そうすると何が起こるかというと
自分で作った服が全く以ってそれらには遠く及ばないという事実を
それこそ本当にもうどうしようもないくらいに鼻先にぶら下げられるわけで
やりきれないというか穴があったら入りたいというか
消えてなくなりたいというか「探さないで下さい」と一筆書きたくなるというか。

で当然逃げられるわけもないので、はいやり直し、縫い直し。
縫い直してもさして結果変わらず。

こういうときに手洗いに相田みつをの日めくりが貼ってあると
本気で火をつけたくなるので外しませんか、お母さん。
posted by YUKINO MATOI at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月08日

いつカミングアウトするか(もしくはしないのか)という問題。

ピアスが13個空いている。
普通歯医者でレントゲンなど撮るときには外すものだが
私のかかりつけ医は「たくさんあって大変そうだからいいや」
の一言でそのまま撮ってくれた。
あとで「纏さんの写真はこれですぐ区別がつくから便利」と重宝されもした。
ヘアサロンは1年以上行っていないので(ここしばらく全部自前)
今のところ、相方のご両親に会う時以外はつけたまま。

今までピアスOKのバイトばかりしていたので
あまり問題にもならなかったのだけれど
世間並みにスーツを着て就活していたら多分厄介だったのではあるまいか。
面接の時に外しても穴が残るから少し気をつけて見れば判ってしまうし
よしんば通ったとしてもその先ずっと勤めるとなれば
毎朝外すという儀式が必要になる。大問題。

今は、義のつく両親にどこまで隠しとおせるかが問題。

悪いことではないけれど
ここまで耳が金属だらけになっていると
確かに印象はよろしくないだろう。
一応それなりの理由があって開けているのだけれど
それを逐一説明して理解を求めるのもいかがなものか。
説明して解ってもらえるとも限らないし。
会うたびに1つずつ増やす(×13セット)かねぇ。



自分の体は勝手にしてもいいけれど
自分の体の周りまでは勝手には出来ない。
こないだ読んだ深澤直人の環境論みたいだな。
ピアス開けた目的は果たせているので閉じるわけにはいかない。
もうしばらく悩んでみよう。
posted by YUKINO MATOI at 01:30| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

台風通過中

家が揺れています。



・フェーン現象のため風が生暖かい。
・言わずと知れた台風のため、外は嵐。
・仕事中にうっかりテレビをつけたら「ほんとうにあった怖い話」だった。
・上記番組で地震の予知夢の話をしていたら本当に地震が来た。
・さらにその後2度ほど強めの地震が来た。

本気で一人でトイレ行けなくなるかと思いました。
posted by YUKINO MATOI at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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